日医工の岩本紳吾社長は7日の記者懇談会、翌8日の本紙取材で、業績の大幅な悪化を受け2022年12月から事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)により進めてきた事業再生について「26年3月をもって再生フェーズが完了した」と表明した一方、医療従事者の信頼回復は「まだまだ」と、回復途上との認識を示した。引き続き、MRほか役員を含め医療機関、薬局に対して生産・品質体制の強化策などの説明を行い、理解を得る活動を進めるほか、新たに医療現場の声に基づいて製品を使いやすくする改良に組織的に取り組み始めたことを明らかにした。
同社に対する医療従事者の信頼の程度について、岩本氏は「一度失った信頼を取り戻すのはとても大変」と述べた。不正製造でその後の供給不安を招いた一因を作った同社に対する医療従事者の不信は当時、非常に強かった。回復途上との認識の背景を「出荷状況は大丈夫ですと話しても、医療従事者の方には日医工はまだ心配との印象が残っているということで、そう話した」と明かした。
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