厚生労働省は、江利川毅事務次官が退任し、後任に水田邦雄保険局長を充てるなどの幹部人事を24日に発令する。これにより、医系技官ポストの医政局長に、事務系の阿曽沼慎司社会・援護局長が就任し、保険局長に外口崇医政局長が就くことになった。
また、上村隆史厚生労働審議官が退任し、後任には太田俊明職業安定局長が就任する。職業安定局長には森山寛官房総括審議官、職業能力開発局長には小野晃政策統括官が就く。雇用均等・児童家庭局長は伊岐典子官房審議官、社会・援護局長は清水美智夫北海道厚生局長、年金局長は榮畑潤官房審議官がそれぞれ就く。
舛添要一厚生労働相は「厚労省改革」を旗印に、従来、医師免許を持つ医系技官が占めていたポストに事務官を初めて起用する異例の幹部人事を6月26日に先行して公表していた。