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薬物乱用の監視

2009年09月25日 (金)

◆霞ヶ関ではいよいよ閣僚対官僚のバトルが始まり、そのやりとりが逐一報道され紙面を埋め尽くしている。しかし、国会とは別に最近の最大の話題は、覚せい剤使用などの罪に問われているタレントの被告が保釈されたことだろう
◆TVなどは一斉に特番に切り替わり、米国大統領の来日でもやらないであろう、ヘリコプターでの追跡まで生中継するほどの過熱ぶりだった
◆18日の朝刊では、毎日新聞が1面で被告をカラーの大写しで掲載したほか、読売新聞は1面に政府公報「麻薬・覚せい剤等の薬物乱用をなくそう!」を載せ、テレビ朝日では同夜に作者の実体験に基づいた覚せい剤の恐ろしさを伝える2時間ドラマを特別企画として放映した。予定されていたかどうかは別として、タイミング的には宣伝効果絶大といえる
◆薬物乱用が後を絶たないのは、何も芸能界だけではない。われわれ一般市民の近くで頻繁に起きていることは、ニュースを見れば誰でも分かることだ。芸能人の知り合いはいないが、身近なところで薬物乱用に対して監視を怠らないことは、薬に携わる人間としての義務でもある。



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