◆米国研究チームが「古代エジプトの上流階級では、中高年で動脈硬化を患う人が多かった」と発表した。約4000年前までのミイラ20体を調べたところ、心臓や動脈を確認できた16体のうち、9体に動脈の石灰化が見られたという
◆専門家はこの成果について、「現代の生活習慣上のリスク以外にも、動脈硬化を招く要因があるかどうか検討する手がかりになる」とし、今後の研究の進展が注目されている
◆メタボリックシンドロームといえば、日本肥満学会がようやく腹囲基準の再検討に入る。「男性85cm以上、女性90cm以上」という基準値は改めていうまでもないだろう。これまで世界で唯一「男性が女性よりも小さい」基準値が制定されていたが、肥満学会の専門委員会が腹囲基準の再検討を行い、今年をメドに結果を発表する
◆とはいえ、腹囲の基準値は別にして、「メタボ」という言葉の浸透により、国民への“健康に対する意識づけ”が高まったのは紛れもない事実だ。メタボ基準値を再検討する必要性もさることながら、特定健診制度をどのように活用していくかが、今後の大きなポイントになるだろう。
古代エジプトにもメタボ!?
2010年02月01日 (月)
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