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捕鯨の町

2010年5月12日 (水)

◆報道によると、環境省国立水俣病総合研究センターが実施した毛髪水銀濃度調査結果が公表され、捕鯨の町で鯨肉を食べる習慣のある和歌山県太地町の住民は、全国平均の約4倍だったという
◆昭和40年代までは給食で肉といえば鯨だった。現在でも、反捕鯨国を敵に回して調査名目で捕鯨を続け、鯨肉を食している日本人。絶滅の危機を回避できるのであれば、食文化を他国にとやかくいわれる筋合いはないが、先祖から続く食習慣が現代医学で健康に被害を及ぼすことが明確になれば、話は別次元だ
◆有害物質は捕食が繰り返されるたびに蓄積濃度は高まる。そして、食物連鎖の頂点に君臨する“人間”が最高濃度の有害物質を摂取することになる。また有害物質の人体への影響は、今回の水銀に限らず、長年の蓄積によって把握できる
◆食物でそうであるならば、当然医薬品も同様の帰結をたどる。可能な限りリスクを減少させる努力を払って開発されているが、やはり長年の蓄積は実績のみでしか証明されない。だからこそ、市販後調査・試験が大切であり、間違っても不誠実なデータを示さないことを期待したい。




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