◆日本医師会の政治団体である日本医師連盟が、夏の参院選で民主党から出馬予定の安藤高朗氏を推薦し、自民党で現職の西島英利氏を推薦から「支援」に変えることを決めた。先の役員改選で民主党に近い原中勝征氏が新会長になった日医だが、さらに民主寄りが鮮明になった
◆医療界を見渡すと、日本歯科医師連盟は昨年の衆院選が終わると早々に自民党離れを決定。看護界では、日本看護連盟が自民党候補を擁立することを、母体である日本看護協会が支持しないとする見解を、昨年11月に発表するなど揺れている。一方、日本薬剤師連盟は自民党公認の藤井基之氏を推薦する方針に変わりはない
◆各団体とも政権与党とのパイプは必要で、昨夏以降、長年の自民党支持を今後どうしていくのかが大きな課題だったが、対応の違いから、職種の色も見えてくる
◆最近の内閣の迷走ぶりを見ると、民主党が今後も与党にいるとは限らず、職種によっては、離れたばかりの自民党に、秋になったらまた近づかざるを得ない事態もあり得る。政治と業界の距離は難しいが、長期的な視点で判断することが得策かもしれない。
日本医師連盟が安藤高朗氏を推薦
2010年05月14日 (金)
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