大正製薬は、デリケート部位の痒み、かぶれに、6種類の有効成分を配合した治療薬「デリトリーナ」(第2類医薬品)を発売した。
女性の4割以上がデリケート部位の痒みに悩まされている。デリケート部位は、皮脂腺や汗腺に富み、膣や子宮からの分泌物(おりもの、経血)など、常に刺激にさらされている。しかし、半数は特に何もせずに我慢しているという。
発売される「デリトリーナ」は、デリケート部位の痒み、かぶれに適した治療薬。つらい痒みを爽やかな清涼感でやわらげる清涼化剤をはじめ、痒みを鎮める抗ヒスタミン剤と局所麻酔剤、炎症を鎮める抗炎症剤、雑菌の繁殖を抑える殺菌剤、さらには治療を助けるビタミン剤などが配合されている。
また、非ステロイド系で、のびがよく、ベタつかないクリームタイプであることも特徴。パッケージは、女性にも手に取りやすいよう、かわいいキャラクター(トリーナちゃん)をデザインしている。
税込みの希望小売価格は、12g819円。
同社は、2008年10月に膣カンジダの再発治療薬「メディトリート」を発売している。デリケート部位の治療薬として「メディトリート」と今回の「デリトリーナ」という二つのブランドを育成することで、デリケート部位の悩みを解消できるように取り組んでいく方針。