キッセイ薬品は、バイオ後続品の腎性貧血治療薬「エポエチンアルファBS注JCR」を新発売した。バイオ後続品の国内発売は、昨年9月にサンドが発売したヒト成長ホルモン製剤「ソマトロピンBS皮下注『サンド』」に続き2製品目となるが、国産のバイオ後続品が登場するのは初めて。
「エポエチンアルファBS注JCR」は、日本ケミカルリサーチが完全無血清培地によって製剤化した遺伝子組み換えヒトエリスロポエチン(EPO)製剤。協和発酵キリンが販売する「エスポー」のバイオ後続品として、日本ケミカルリサーチとキッセイ薬品が共同で開発した。
今後、エポエチンアルファの販売はキッセイ薬品が行い、情報提供活動は日本ケミカルリサーチと共同で実施する。10年度の売上高は24億5000万円と見込んでいる。
薬価は、エポエチンアルファBS注750シリンジ「JCR」が1筒848円、同1500シリンジ「JCR」が1491円、同3000シリンジ「JCR」が2622円。