総務、安対、血対で新課長
厚生労働省は7月30日付で、幹部級を含む人事異動を発令した。大臣官房審議官(医薬担当)には、医薬品医療機器総合機構上席審議役の平山佳伸氏が就任。前任の岸田修一審議官は、同日付で定年退職した。
医薬食品局長には間杉純氏(前職・社会保障担当政策統括官)が就任、前任の高井康行局長は、雇用均等・児童家庭局長に就いた。
総務課長には、中垣英明氏(医薬食品局食品安全部企画情報課長)、安全対策課長に俵木登美子氏(医薬食品局食品安全部基準審査課長)、血液対策課長に三宅智氏(保険局医療課医療指導鑑査室長)が就任した。
総務課長だった熊本宣晴氏は企業年金連合会企画振興部長、安全対策課長の森和彦氏は医薬品医療機器総合機構安全管理監にそれぞれ就任予定で、血液対策課長だった亀井美登里氏は健康局結核感染症課長に就任した。
また、保険局医療課の薬剤管理官に吉田易範氏(総合機構一般薬等審査部長)を起用。前任の磯部総一郎薬剤管理官は、総合機構審査マネジメント部長に就任する予定。
新局長、新審議官、新課長5氏の略歴は次の通り。
間杉医薬食品局長=1954年9月1日生まれの55歳。77年3月に東京大学法学部を卒業し、同年4月に厚生省に入省。96年に薬務局監視指導課長(後に医薬安全局監視指導課長)を経験し、その後、92年に保険局保険課長、02年に同局総務課長などを務めていた。
平山審議官=52年12月28日生まれの57歳。75年3月に京都大学薬学部を卒業後、博士課程に進み、80年4月に厚生省に入省。92年に薬務局新医薬品課審査官を経験し、00年に国立医薬品食品衛生研究所、03年に医薬食品局安全対策課長、05年に大阪市立大学大学院医学研究科教授などを務めていた。
中垣総務課長=58年5月28日生まれの52歳。82年3月に東京大学法学部を卒業後、同年4月に厚生省に入省。01年に医薬局食品保健部企画課新開発食品保健対策室長、04年に医政局医事課長、06年に健康局生活衛生課長などを務めていた。
俵木安全対策課長=58年6月22日生まれの52歳。81年3月に東京大学薬学部を卒業し、同年4月に関東甲信越地区麻薬取締官事務所に入職。99年に厚生省医薬安全局安全対策課課長補佐、03年に安全対策課安全使用推進室長、06年に審査管理課医療機器審査管理室長などを務めていた。
三宅血液対策課長=59年1月23日生まれの51歳。84年3月に筑波大学医学専門学群を卒業し、同年4月に厚生省に入省。97年に薬務局審査課GCP査察官、98年に医薬安全局安全対策課副作用情報専門官、06年に健康局結核感染症課長などを務めていた。