マレーシアで販売中の「ウィルシールドゲルタイプ」と「正露丸」
大幸薬品はマレーシアで、衛生管理製品「ウィルシールド」と、OTC胃腸薬「正露丸」の本格販売を今月から開始した。イオングループ企業で、マレーシアの総合小売業AEON Co.(M)Bhd.を通じて、同国内のイオン店舗で販売している。大幸薬品では、海外における主力製品の販売強化を図っており、今後もアジア地域での販売ルート強化を含めて、積極的に世界市場の開拓を進めていく考え。
「ウィルシールド」は、強力な酸化作用のある二酸化塩素分子が、ウイルス・細菌・真菌(カビ)に直接働き、ニオイや菌を除去するのが特徴で、今回販売するのは据え置き型のゲルタイプ(60g、150g)と、噴霧するスプレータイプ(300mL)の2タイプ。
世界中で衛生対策に関する意識や、衛生管理製品に対する注目が高まっており、二酸化塩素の力を活用した同社の衛生管理シリーズ(クレベリン、ウィルシールド)にも、高い関心が寄せられている。こうした中で、昨年の豚型H1N1インフルエンザの発生や、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)を含めた新型インフルエンザの発生可能性を受け、マレーシアが衛生意識も高く、同製品への需要が高かったことから、販売を決定したという。
また、「正露丸」については、マレーシア国内の需要の高まりを受け、「ウィルシールド」販売時期に合わせたという。「正露丸」は50粒と100粒の販売となる。