ドラッグストア大手のココカラファインホールディングスは、10月1日付でアライドハーツ・ホールディングスとの合併により、社名を「ココカラファイン」に改称し、新たなスタートを切る。同社は14日、合併効果等にって今期業績予想が大きく上回る見通しを発表した。
今期(2011年3月期)の連結業績は、売上高2553億2000万円、営業利益43億3000万円、経常利益84億5000万円、純利益61億4000万円となる。アライドハーツとの経営統合に加え、子会社のセイジョーが9月1日付で、いわいのドラッグ・調剤事業を譲受したことが増収増益の要因。
アライドハーツ(ライフォート、ジップドラッグからなる持ち株会社)は、主に東海・関西地区を中心に店舗を展開しており、合併によって店舗網が手薄な東海地区をカバーすることが可能になり、さらに関西地区においてはトップの店舗数となる。規模・事業においても、ドラッグ業界トップクラスとなり、スケールメリットを生かした商品施策・インフラ共有化など、大きなシナジー効果が期待される。
同社では当初、13年3月期に連結売上高2500億円を予定していたが、これを前倒しで達成するメドがついたことから、「10月の合併も踏まえ、高成長を実現するグループ運営体制の構築、業態間競争に勝ち抜く収益力をさらに強化していく。16年3月期には連結で売上高5000億円、経常利益200億円を目指す」としている。
なお、経営統合に伴い、事業会社であるセイジョーおよびセガミメディクスの第一営業部と共に、事務所も移転・統合し、10月4日から業務を開始する(一部の部署は18日から)。移転先は横浜市港北区新横浜3の17の6、イノテックビル。
各社の代表電話は、ココカラファイン045・548・5929、セイジョー045・548・5996、セガミメディクス(店舗運営本部関東店舗運営部)045・548・5997。