ブリストル・マイヤーズは、関節リウマチ(RA)治療薬「オレンシア点滴静注用250mg」(一般名:アバタセプト)を新発売した。
オレンシアは、米ブリストル・マイヤーズ・スクイブが開発したT細胞補助シグナル分子「CTLA4」とヒトIgG1‐Fc領域の融合蛋白。既存治療で効果不十分なRAを適応に投与される。
既存のRA治療薬が炎症性サイトカインを標的としていたのに対し、オレンシアは、RAの病態の上流に作用し、炎症性サイトカインを産生させないようT細胞の働きを調節する。
用法・用量は、60kg未満にアバタセプト1回500mg、60kg以上100kg以下に1回750mg、100kgを超える場合に1回1gを点滴静注する。初回投与後、2週、4週に投与し、以後4週間の間隔で1回投与する。
薬価は、5万3467円。