グラクソ・スミスクラインは、肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療薬「ヴォリブリス錠2・5mg」(一般名:アンブリセンタン)を新発売した。
ヴォリブリスは、プロピオン酸系のエンドセリンA受容体拮抗薬。1日1回の投与で、PAHの重要なメディエーター「エンドセリン‐1」による血管収縮や細胞増殖作用を抑制し、症状を改善させるのが特徴で、肝機能障害のリスクや併用薬との薬物相互作用も少ない。既に海外では、世界40カ国で承認されている。
GSKは、プロスタグランジンⅠ2製剤「静注用フローラン」を発売しているが、ヴォリブリスを追加することで、PAHの重症度に合わせた治療薬を提供できるようになった。
用法・用量は、アンブリセンタンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、1日10mgを超えない範囲で適宜減量する。
薬価は、2・5mg1錠4910円。