47都道府県で実施された、2010年度の(第1回)登録販売者試験結果が、14日に出揃った。全国での総受験者数3万5876人に対して、合格者は1万7110人(合格率47・7%)となり、昨年度の第1回試験の全国平均合格率47・4%と、ほぼ同じ水準となった(総受験者数、合格者数はいずれも延べ人数)
10年度第1回試験で合格率が高かったのは、[1]岡山県63・2%[2]石川県61・1%[3]福島県61・0%[4]鳥取県60・9%[5]広島県59・8%――の順だった。低かったのは、[1]香川県23・9%[2]大阪府26・6%[3]愛媛県27・6%[4]徳島28・3%[5]高知県35・6%――となった。全国平均を下回ったの20都府県だった。
地域ブロック別の合格率は、北海道・東北が56・0%、関東・甲信越45・8%、東海・北陸57・5%、近畿38・9%、中国60・1%、四国28・3%、九州・沖縄46・3%と、四国で低い結果だった。
第1回目の試験は8月12日(関東エリア)を皮切りに、10月31日(東京、九州エリア)まで各地で行われた。また、期間内に全国で合計10日間の受験機会があった。
2年連続で高い合格率をキープしていた東京都は、今回は全国平均並みの合格率にとどまった。全国の総受験者数は、初年度だった08年度は約6万人、09年度は約4万人、今年度が約3万6000人と減少傾向にある。
今年度に第2回の試験を実施するのは、富山(来年2月23日)と奈良(同2月16日)の2県のみ。