厚生労働省は経腸栄養剤の供給について、4月は引き続き2割程度が不足するものの、5月後半以降は改善し、6月には震災前と同量が供給できる見通しを示した。
ただ、依然として予断を許さないため、医療機関・薬局での通常時を上回る在庫保持の差し控えや、医療食への切り替え、長期処方の自粛と分割調剤の考慮を改めて求めている。経腸栄養剤と代替可能な医療食については、食品業界の協力で、5月まで昨年の1割以上の増産を予定しているという。
経腸栄養剤は、容器を製造する企業が被災して、エンシュアの缶入り製剤の製造が中断し、不足が生じている。