TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【奈良県】シアリスの模造医薬品で注意喚起

2011年04月28日 (木)

 奈良県は26日、勃起不全治療薬のシアリス(有効成分:タダラフィル)の海外製模造品による健康被害が発生したと発表した。

 県薬務課によると、昨年6月頃に40歳代の男性がシアリスの正規品にはない50mg錠を服用し、数時間後に痙攀、意識低下で同県立医科大学病院に搬送され、脳血栓が確認された。同病院の医師への聞きとりで分かった。男性は回復して退院しているが、症状と模造医薬品との因果関係は否定できないという。

 同病院では、1月中旬に呼吸苦で搬送され、間質性肺炎で死亡した患者宅にシアリス錠50mgがあったことをきっかけに、県に相談した。患者の遺品には、シアリスのほか、勃起不全治療薬のレビトラ(バルデナフィル塩酸塩水和物)、抗真菌薬のジフルカン(フルコナゾール)の模造品もあった。

 同県は、個人輸入した医薬品について、品質、有効性、安全性が国内で薬事法に基づいて確認されておらず、期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている場合があると、注意喚起している。

関連リンク


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術