◆笑いは血糖値の低下、NK細胞の活性化、疼痛の減少とIL‐6の減少など、心身の健康によいエビデンスがいくつか報告されている。だが、「日常的によく笑う」ことの背景はほとんど調査されていない
◆慶應義塾大学保健管理センターの藤井香氏らのグループは、55~65歳の大学職員に、「日常よく笑うか」およびパーソナリティ、QOL特性について調査した(男性161人、女性69人が回答)
◆その結果、「日常的によく笑う」と答えたのは男性132人、女性59人だった。パーソナリティの特性では、「日常よく笑う」人は、明るい性格で楽天的、生きがいがある、夢や希望がある。「よく笑わない」人は、暗い性格、悲観的、声が小さいことなどが分かった。QOLも、「日常よく笑う」人の方が、全体的健康感、精神の日常役割機能、精神的健康度などで有意に高値を示した
◆昔からよく「笑う門には福来る」と言われるが、この調査結果から、日常的によく笑うことを心がけ、明るく前向きな生活を送りたいと改めて感じさせられた。
「笑う門には福来る」
2011年08月29日 (月)
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