厚生労働省は、ヤンセンファーマの小児期注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「コンサータ錠」(一般名:塩酸メチルフェニデート)について、18歳未満から使用している患者に限って、18歳を迎えた後の使用を認める添付文書の改訂を26日付で通知した。薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会が差し支えないと判断した。
コンサータ錠については、成人に対する国内第Ⅲ相試験が行われているが、今回は、小児期に使用経験のある患者のみ、成人期の使用を解禁する。
添付文書では、治療上の有益性と危険性を考慮して慎重に投与すると共に、定期的に有効性と安全性を評価し、有用性が認められなければ中止するなど、漫然と投与しないよう求める。