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◆Ｗ杯で優勝し、国民栄誉賞も受賞して連日のように注目を浴びているのがサッカー女子日本代表の“なでしこＪＡＰＡＮ”。８日には、２０１２年ロンドン五輪の出場権も獲得し、今後さらに注目を浴びそうだ
◆その“なでしこ”でキャプテンを務めているのが澤穂希選手。若手のチームメイトに、「苦しいときは私の背中を見なさい」といった言葉など、強烈なリーダーシップでチームをまとめ、大目標の五輪出場へと導いた
◆そんな澤選手を見ていて以前、刑事を主人公にした映画で、組織の中では個性が消されると言った犯人に対し、「リーダーが優秀なら組織も悪くない」という主人公のセリフがあったことを思い出した
◆日本という国を組織と見立てた場合、リーダーとなるべきは野田新総理だ。そして、組織の構成員は国民となる。東日本大震災を受け、困難な状況に直面している日本だが、国民の多くが「悪くない」と思えるようなリーダーシップを発揮し、一丸となって復興に向かえるような“組織作り”を、野田新総理には期待したい。