◆日薬は2月の総会で、児玉会長続投を決めた。ネットプラス改定や国家公務員俸給表の改正、東日本大震災での支援活動――。児玉氏の今期の実績に、代議員が及第点をつけたということだろうか
◆2期4年にわたり会長職を務め上げた児玉氏の努力はいうまでもない。しかし、任期中に神奈川県薬連盟の日薬連盟脱退騒動など、きな臭い話題もあったことを考えると、今回の“シャンシャン総会”は、肩すかしを食らわされた気分だ
◆信任なら信任投票をすればいいのだが、「続投に反対者のみ起立」という今回突然行われたやり方も腑に落ちない
◆信頼する会長にもう1期託したいという思いは、何らおかしくはない。しかし、10万人の会員を抱える公的な組織であることを考えると、複数の候補者が持論をぶつけ合い、選挙で選ぶのが一番透明性が高い
◆ともかく児玉氏の続投は決まった。次の焦点は、6月の総会を経て児玉氏がどのような執行部を選ぶかだ。甘言ばかりいうような布陣を敷けば、薬剤師会の未来も真っ暗というものだ。
薬剤師会の未来
2012年03月09日 (金)
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