医薬品医療機器総合機構(PMDA)が医薬品や医療機器の安全性に関する情報を電子メールで無料配信する「PMDAメディナビ」の登録者が、2月20日現在で5万1107人となっている。勤務先などの内訳は病院1万2277人、医科診療所6372人、歯科診療所3665人、薬局1万1580人、製薬・機器企業や卸売事業者ら1万7213人という。
PMDAは登録者を2013年度までに15万人程度まで伸ばすことを目指し、11年1月には、それまで「プッシュメール」と呼んでいた同サービスの愛称を「メディナビ」に決定した。
11年度は6万人を目標に掲げ、ユーザーが自分にとって必要な医薬品を選ぶと自動で情報が更新されていくオリジナルデータベース「マイ医薬品集」の作成サービスを新機能として追加したり、登録手続きを簡素化した。現段階では目標を下回るものの、この1年間で登録者は2万人程度増えている。
12年度診療報酬改定では、調剤報酬の基準調剤加算の施設基準と、医科の病棟薬剤業務実施加算の留意事項の中で、医薬品安全に関する最新の情報を収集する手段としてメディナビの活用を挙げている。