日本製薬工業協会の広報委員会は12日、都内で総会を開き、新委員長に藤井彰氏(塩野義製薬東京支店長)を選出した。総会後に記者会見した藤井氏は、「製薬協の政策提言力の強化と製薬産業に対する理解促進を目指し、広報活動を行っていきたい」と抱負を述べた。
同委員会では、昨年末に運営委員会の下部組織として、政策決定者やメディアなどに製薬協の政策提言をPRする「政策PR部会」、製薬産業の社会的役割を広く国民に理解促進する「コミュニケーション推進部会」を新たに設置した。
藤井氏は、「二つの部会を通じ、政策提言と産業理解に向けた活動を両立して行い、ブラッシュアップしていきたい」と強調。今年度は、製薬協のメッセージや活動を分かりやすく伝える方法を再検討し、ステークホルダーごとにコミュニケーションツールを作成する方針を示した。
なお、副委員長には、政策PR部会部会長の千葉暢幸氏(中外製薬広報IR部長)、コミュニケーション推進部会部会長の河村真氏(アステラス製薬広報部長)が選任された。