協和発酵キリンの花井陳雄社長は、本紙のインタビューに応じ、来年度からスタートする次期中期経営計画について、自社抗体「KW‐0761」の海外展開を重要施策とする方針を明らかにした。また、腎領域を中心とした国内営業の強化に加え、研究開発では核酸医薬の臨床入りを目指す方向性も示した。花井氏は、「KW‐0761の海外展開を通じて、グローバルスペシャリティファーマの道をしっかり作っていきたい」と意欲を示した。
次期中計策定で方向性
花井氏は、今年度で最終年度を迎える中計について、「ほぼ当初の目標を達成しつつある」と手応えを示す。2008年10月に協和発酵とキリンファーマが統合した成果として、「研究や開発領域だけでなく、営業での相乗効果も出てきている」と評価。一方、海外展開は、昨年2月に英プロストラカン社を買収し、目標に掲げるグローバルスペシャリティファーマに道筋をつけた。
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