調剤薬局チェーン大手のクオールは、CSO事業を中心に、医療関連職種の人材派遣・紹介を手がけるアポプラスステーション(東京千代田区、尾崎健久社長、以下アポプラス)の発行済み全株式を今月末に取得し、完全子会社化する。取得価額は約32億円。クオールでは、主力の調剤事業のほか、医薬品治験サポートのSMO事業、食品CRO事業、人材派遣や出版関連事業などの“非調剤事業”にも注力しており、アポプラス買収により中期経営計画に掲げた「2014年3月期に、非調剤事業で100億円の達成」を目指す。
クオールは今春、今期(13年3月期)から3カ年の中期経営計画を策定した。このうち来年度(14年3月期)には売上高1000億円を目標に、主力の調剤事業に加え、非調剤事業の収益力増強も挙げている。前期(12年3月期)のグループ売上高は、調剤事業が642億円、非調剤事業が20億円だが、来年度は非調剤事業を100億円(売上高比率10%)まで拡大させるため、異業種との連携も含めた積極的な投資を視野に入れていた。
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