国際医薬品卸連盟(IFPW)第19回総会が22、23の両日、メキシコ合衆国カンクンで開かれ、世界から200人以上が参加した。「医薬品卸がつなぐ医療の絆―物流を超えた付加価値サービスの提供と薬局ビジネス」をテーマに、総会の講演やセッションでは、ジェネリック薬(GE薬)、スペシャリティドラッグ(特定医薬品)、バイオシミラーなどが多く取り上げられ、世界的に共通して関心が高いことが明らかとなった。IFPWボードメンバーによるセッションでは、日本から長谷川卓郎氏(エバルス社長)が参加し、新薬創出加算制度で特定医薬品が迅速に出来ていることや、GE薬普及も医師へのインセンティブによって目標に近づいていることを報告した。次回2014年の総会は中国・北京で開催される。
「特定医薬品の流通と医薬品の将来」では、特定医薬品の定義や流通上の課題などが議論された。日本からは眞鍋雅信氏(ほくやく社長)が登壇し、世界と比較して厳しい日本の規制に触れ、マイナス8℃という通常の物流ではない規制にも慣れ、医薬品卸としては厳しすぎるとは思っていないとの認識を示した。
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