薬剤師が水際でエラー防止
日本医療機能評価機構は24日、2011年の薬局ヒヤリ・ハット事例をまとめた集計結果を公表した。昨年の薬局におけるヒヤリ・ハット事例の報告件数は8082件で、そのうち医師の処方箋の誤りを薬局で発見した疑義照会関連が前年に比べて増加した。特に、処方箋にとどまらず、患者情報等を活用して疑義を判断している事例が増えており、薬局薬剤師が水際で処方箋の誤り等を防ぎ、ヒヤリ・ハット事例となっていることが明らかになった。
11年に報告されたヒヤリ・ハット事例は、調剤関連が7471件(92・4%)、疑義照会関連が601件(7・4%)、医薬品の販売関連が5件(0・1%)等となった。そのうち、疑義照会関連のヒヤリ・ハット事例は、前年の5・1%に比べて増加した。
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