
近畿大学発のベンチャー企業「ア・ファーマ近大」は1日、「ブラックジンジャーキンダイ」と「ホワイトヘスペロンキンダイ」を発売した。近畿大学薬学部薬用資源学研究室(松田秀秋教授)が研究開発した素材を用いたサプリメントシリーズ「近大サプリ」の第二・第三弾として発売したもの。
同社では、2004年に「近大サプリ」の第一弾として青みかんを主素材とする「ブルーヘスペロンキンダイ」を発売。その後、春季に需要が多い同品に加えて、通年性を持ち、幅広い年齢層や加齢に対応できる「オールシーズン・オールエイジング対応近大サプリ」をコンセプトに商品開発を進め、今回の新製品上市となった。「近大サプリ」は、いずれも天然素材を主原料とし、近大の知的財産が結集されている。
「ブラックジンジャーキンダイ」の主原料の黒しょうがは、原産国のタイではクラチャイダムと呼ばれ、1000年以上前から豊富な栄養素が含まれた“神様の贈り物”として珍重されてきた。黒しょうがに含有されるメトキシフラボンは、「血流改善作用」「血栓溶解作用」「キサンチンオキシダーゼ阻害作用」などがある。
同製品は、この黒しょうがに、「血管拡張作用」「胃腸機能亢進作用」を持つ従来のショウガと、「肝機能亢進作用」「アルコール代謝促進作用」を持つ「うこん」を組み合わせたもので、血流悪化によってもたらされる様々な生活習慣病対策に着眼した栄養補助食品。
一方、「ホワイトヘスペロンキンダイ」は日本固有の柑橘である「はっさく」を主原料とする。夏に早摘みしたはっさく果実(青はっさく)には、フラバノン配糖体のナリンギンとネオヘスペリジンが多く含まれ、メラニン産生抑制作用、抗アレルギー作用、血流改善作用がある。
同製品は、和歌山県有田郡の農家で早摘みしたはっさく果実に加えて、抗酸化作用をもつブドウ種子、保湿作用をもつヒアルロン酸を配合。「くま」「くすみ」「肌荒れ」「過敏肌」などの様々な肌トラブルの改善を目指した栄養補助食品。
価格は、▽ブラックジンジャーキンダイ=120粒3600円▽ブルーヘスペロンキンダイ」=180粒3600円。いずれも税込み価格。内容量は約1カ月分を目安としている。問い合わせはア・ファーマ近大(TEL06・6213・6807)まで。