日本医師会は、医師と製薬企業の望ましい関係について意見交換する「医学関連COI問題協議会」を設置すると発表した。日本製薬工業協会の「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に基づき、2013年度から製薬各社が支払った原稿執筆料等が公開されるが、医療側が懸念する個人情報保護の線引き等について話し合い、4月までに一定の結論を得たい考え。
製薬協が公表した透明性指針に基づき、製薬各社は13年度から、12年度分の学術研究助成費や原稿執筆料等の提供先を公開していくことになった。ただ、日医など医療側は、特に原稿執筆料等について、講師や執筆者などの個人名が金額と共に公開されることの弊害を懸念。透明性指針の運用を目前に控え、個人情報保護の線引き等について、医師側と製薬企業側が話し合う意見交換の場を設けることにした。
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