日本薬剤師会は23、24の両日、都内で第80回臨時総会を開き、来年度事業計画、予算などを審議・了承した。各都道府県薬剤師会による日薬会費“徴収代行”や、初めて寄付の形で徴収する学校薬剤師部会費などについては、一部論議があったものの、原案通り決まった。また、来年度は薬剤師職能や医薬分業のPRなど対外的には広報活動に多くの予算を計上、内部的にはフィジカルアセスメントや一般薬関係での研修等に注力するほか、第2次「薬局グランドデザイン」づくりにも着手していく。
児玉孝会長はあいさつの中で、「薬剤師の将来ビジョン」最終版を4月に公表することを明らかにした。また、最近の分業批判に関しては、処方箋を介して医療の情報公開に多大な貢献をしてきたことは事実と指摘。さらに、東日本大震災での薬剤師の社会活動への評価などを含め、自信を持つべきとした。
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