厚生労働省の「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」は22日、今後のがん診療連携拠点病院のあり方をまとめた。拠点病院が設置されていない2次医療圏での癌医療の均てん化を図るため、地域の癌医療を担う「地域がん診療病院」(仮称)と拠点病院をグループとして指定することや、臨床研究機能の強化を図る方向性を示した。今後、厚労省は検討会の下に作業グループ(WG)を設置し、具体的な要件の見直しを進める。
拠点病院は、癌医療の均てん化を図るため、全ての2次医療圏への設置を目指して整備を進めているが、拠点病院間で診療実績等に差が見られるほか、地域によって医療資源が限られるため、未だに113医療圏で整備されていない。
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