
伊藤氏(中央)とアルテア社のマグダ氏(左)、フランソワ・フェレ取締役(右)
味の素はバイオ医薬品の開発や製造サービスを強化するため、米国で開発・製造受託を手がけるアルテア・テクノロジーズ社の全株式を約160億円で取得する。伊藤雅俊社長は6日の会見で、4月に100%子会社化し、5年後の売上目標を100億円とする方針を明らかにした。さらに培地事業など周辺分野を含めたバイオ先端医療分野全体では、2020年までに売上高300億円超を目指す。
味の素はアミノ酸事業で培った技術を応用して蛋白質や抗体医薬などを効率的に生産する技術を持つ。一方、アルテア社は1998年創業と新しいが、モノクローナル抗体を高濃度で送達させる独自手法などの高度な技術、経験豊富な人材、GMPに準拠した開発・製造機能を武器に、世界の製薬大手10社のうち7社と取引を行っており、12年期の売上高は約50億円。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。