東和薬品は16日、昨年末に京都リサーチパーク内で開設した「京都分析科学センター」の内覧会を開催した。吉田逸郎社長は「一般的なジェネリックの評価として、効き目が同じで安いことは知れわたっているが、まだ専門家の中には、安いだけでは品質が心配だとの意見もある」と指摘し、同センターで行う科学的な分析や評価データを示すことで「(ジェネリックの)品質、安全性、効果が正当で公平に評価されることを期待している」と語った。
同センターは大阪府門真市の製剤研究施設が人員増や業務の専門化に伴って手狭になったことを受けて移設したもので、生物学的同等性など開発段階で医薬品評価を行う「生物分析課」、市販製品の評価を行う「GE科学評価チーム」を設置している。同社が独自に開発した医薬品の肝障害リスク予測法であるTLEX(Toxicity of Liver Examination)法などの最新技術を用いた分析も実施している。
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