養命酒製造では、中期3カ年経営計画の2年目となる今期(2014年3月期)も、引き続き中計の主要戦略に掲げる「新規事業領域の拡大」と「養命酒関連事業による安定的収益基盤の構築」に積極的に取り組む。前期は、各種メディアや店頭を通じた効果的・効率的な販促活動を強化した結果、主力の「養命酒」の売上高が5・1%増の112億円と好調に推移したこともあり、増収増益となったが、今期はコア商品である「養命酒」以外の、ハーブ酒などの拡大や、社有地を有効活用しての太陽光発電など関連事業にも取り組み、増収増益を計画する。
前期の「養命酒」売上高は、国内が107億4700万円(5・4%増)、海外が4億5400万円(2・7%減)。特に国内においては、TV、新聞、雑誌、インターネット等の各種広告媒体で『女は7の倍数、男は8の倍数』の節目年齢における養生を共通のメッセージとして訴求。冬季には“冷えと疲れ”をテーマとした、エリアごとの季節を意識したTVスポット広告を投入し、広告と連動した店頭での販促活動を強化したことで、堅調な推移を見せた。
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