フェキソフェナジンGE薬市場でシェア7割目指す
日医工の田村友一社長は19日、本紙のインタビューに応じ、今年度の目標に掲げる売上高1000億円に向け、特許期間満了前に先発品メーカーが公認した日本初のオーソライズドジェネリック(AG)医薬品として6月に発売した抗アレルギー薬「フェキソフェナジン塩酸塩錠『SANIK』」(先発品:アレグラ)が柱になるとの考えを示した。アレグラの製造販売元であるサノフィとの共同プロモーションを通じて、「アレグラからGE薬に置き換わった市場をSANIKで奪う」戦略によって、売上高12億円、フェキソフェナジンGE薬市場でシェア7割を目標に掲げる。
日医工は、世界のGE薬メーカーと戦う上で必要な事業規模として“1000億円”の達成を今年度の重点目標に位置づけている。『SANIK』は、オートジェネリックと呼ばれる先発製剤と原薬、添加物、製法等が同一の製剤で、サノフィとの合弁会社「日医工サノフィ」が承認を取得し、日医工が販売を行っている。
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