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「大規模疫学調査の体制を」製薬協がワクチン開発で意見

2013年07月23日 (火)

 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の「研究開発および生産・流通部会」は19日、業界団体の日本製薬工業協会、医薬基盤研究所などから参考人を招致し、意見を聞いた。製薬協は、ワクチンの研究開発促進に向けた大規模な疫学調査体制の整備などを必要としたが、委員からは定期接種化を前提とした企業側の開発姿勢に不満の声も出た。

 この日の会合では、業界団体から製薬協ワクチン実務委員会委員長の上田徳仁氏、同委員の椎名邦彦氏が出席した。意見陳述では、世界のワクチン市場の約8割を英グラクソ・スミスクライン(GSK)、仏サノフィ、米メルク、米ファイザー、スイス・ノバルティスの大手5社が占めている現状を指摘した。


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