東京医科歯科大学は15日、国家試験に合格した今年4月採用の新卒薬剤師2人が、免許登録前に同大医学部附属病院で調剤を行っていたと発表した。総調剤件数は807件で、処方箋と薬袋の薬剤師欄に押印していた実患者数は606人に上った。ただ、調剤内容について検証した結果、免許を有する薬剤師が鑑査を行っており、医師の指示・処方通りに調剤が行われたことが確認できているという。
同大では、4月採用の診療放射線技師が国家試験に合格していたものの、免許登録前に放射線治療を行っていたことが7月に判明。その後、調査改善検討委員会を設置し、聞き取り調査を行った結果、新たに診療放射線技師3人が免許登録前に放射線検査を行い、薬剤師2人が処方箋と薬袋の薬剤師欄に押印していたことが分かった。
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