海外大手製薬企業の2013年上半期決算が出揃った。新製品群や癌領域が好調な4社が増収を達成し、特にジョンソン・エンド・ジョンソンは前年同期に引き続き、二桁の伸びとなった。一方、主要製品の特許切れ影響が大きかった。米メルクや英アストラゼネカ、米ブリストル・マイヤーズスクイブは二桁減収に落ち込むなど、明暗が分かれた(端数は切り捨て)
米ファイザー
米ファイザーの医薬品業績は、後発品の影響を受けた高脂血症治療薬「リピトール」の大幅減で、前年同期比7%減の253億ドルとなった。
バイオ医薬品部門は8%減の236億ドルとなった。オンコロジー事業はインライタやザーコリなどの新製品が貢献し28%増と拡大したが、スペシャリティ事業は3%減、エスタブリッシュ事業は7%減、プライマリケア事業は15%減と苦戦した。地域別では、米国が9%減、欧州が15%減となった一方で、新興国市場が4%増と堅調だった。
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