日本イーライリリーは、日本を含む先進6カ国の癌患者・介助者・一般を対象に、癌治療に関する意識・実態調査を行ったところ、各国とも癌患者・介助者の多くは、癌治療における最新の話題の一つである「個別化治療」を聞いたことがなく、6割以上が新しい治療法の選択について、患者へ十分な情報がないと感じていた。このほか、各国において一般の多くは、癌治療薬の開発期間や開発投資額に関する認識に、実態との乖離があり、癌治療への理解が十分に浸透していない状況も明らかになった。
同調査は、イーライリリーが癌治療への理解促進を目的に、先進6カ国で実施するプロジェクトPACE(Patient Access to Cancer care Excellence)の一環として昨年秋、日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリアの6カ国において、癌患者600人(各国100)、介助者(家族や友人など)600人(各国100)、一般3000人(各国500)を対象に実施。癌患者と介助者へはインターネット、一般には電話でアンケートを行った。
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