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【農水省】薬用作物国内栽培で新事業‐国内生産量10年度の1.5倍に

2013年09月09日 (月)

 農林水産省は、漢方製剤や生薬の原料となる薬用作物の国内産地化を進め、2016年度までに国内生産量を10年度の1・5倍に拡大させる事業に乗り出す。農水省は14年度予算概算要求で、地域の条件に適した栽培マニュアルの作成や、日本薬局方の品質規格をクリアするための栽培技術の確立など、生産上の課題解決に向けた取り組みを支援する新規事業に4億7000万円を計上。新たな産地の創出と生産量の拡大を目指す。

概算要求は4億7000万円

 新規の「薬用作物等地域特産作物産地確立支援事業」では、薬用作物の産地形成に向け、▽地域ごとの気象条件・土壌条件等に適した品種の選定や栽培マニュアルの作成▽安定した生産に資する栽培技術確立のための実証ほ場の設置▽低コスト生産体制の確立に向けた農業機械の改良――に取り組む民間団体などに補助金を出す。


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