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登録販売者の育成と支援を目指し、今春に発足した日本医薬品登録販売者協会(会長鎌田伊佐緒氏)が会見し、組織内容や運営方法など、現在までに決定した内容を発表した。「登録販売者(会員)が国民、社会から高い評価を受けるような組織づくり、事業について今後も検討していきたい」(鎌田会長)としており、協会活動や会員への支援活動は、正式な設立総会を経て、今年9月から本格的に行っていく予定。
主な協会事業活動としては、[1]登録販売者の継続的教育及び医薬品に関するあらゆる情報の提供[2]登録販売者を地域の生活者に強力にアピール[3]登録販売者の身分の拡大に関する様々な活動と働きかけ[4]登録販売者のあらゆるサポート・相談窓口事業[5]自己研鑽の高い登録販売者を「医薬品登録販売士」として認定[6]開設者(特に個店)への事業支援――などを挙げている。
年会費は、正会員が3600円、準会員(受験者、移行希望者)が1200円で、その他の会員は検討中。今年度中に405万人の準会員登録を予定し、改正薬事法施行の2009年度から、登録販売者に登録した者は正会員に移行する。
受験支援としては、準会員に対し、専門家集団の日本薬業研修センターの協力で実施するほか、全国の専門学校117校からなる日本薬業専門学校連絡協議会の協力を得て、全国で新資格者養成のための講座を行う。また継続教育についても、これらの第三者組織の協力で行っていく。
また同協会は今後、有限責任中間法人、さらに一般社団法人を目指す。副会長は小田兵馬(JACDS)、足高慶宣(日本置き薬協会)の両氏、専務理事は内藤隆氏、事務局長は宗像守氏。所在地は、東京都虎ノ門1の1の12、虎ノ門ビル5階[電話03・5510・9121]