薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は18日、中外製薬の抗癌剤「アバスチン」への卵巣癌の適応追加や、ファイザーの抗癌剤「ファルモルビシン」の肝癌に対する肝動脈化学塞栓療法(TACE)の用法・用量追加の一部変更承認の報告を受けた。いずれも、薬事分科会への報告は行わず、正式承認の手続きに入る。
▽アバスチン点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL(中外製薬):有効成分のベバシズマブ(遺伝子組み換え)を含有し、卵巣癌の効能・効果を追加する新効能医薬品。再審査期間は残余の2015年4月17日まで。同様の適応で、海外では110カ国で承認されている。
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