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カネボウ薬品は20日、防風通聖散を有効成分とする一般用漢方薬で肥満を改善するという「コッコアポ」に、男性向けのパッケージ「新コッコアポS錠」を追加した。女性向けに展開してきたコッコアポに男性向けパッケージを追加することで、防風通聖散市場でのシェア拡大を図る。税込み希望小売価格は180錠入りが2783円、360錠入りが5093円。発売後1年間で12億円の売り上げを見込む。
コッコアポは、体質を改善することで、脂肪の分解・燃焼を促すことで、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の肥満症やむくみ、便秘などの諸症状の改善に効果を示すという。
新パッケージでは、「昔筋肉、今贅肉」をキーワードに、腹部の脂肪が気になる男性の目にとまりやすいように、黒と赤を基調としたデザインを採用している。
ポップ、メタボリックシンドロームを取り上げたDVDやボードを使用した店頭宣伝を行うという。また、7月末からテレビコマーシャルを展開する予定。
現在、防風通聖散市場は120億円あるという。男性向け製品の発売によって、市場シェアを22%から30%(ピーク時)まで拡大したいとしている。