武田薬品は、15日から週1回投与の骨粗鬆症治療薬「ベネット錠17・5mg」(一般名:リセドロン酸ナトリウム水和物)を新発売した。
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同剤は、国内における第III相二重盲検比較試験において、1日1回投与製剤「ベネット錠2・5mg」と同様の有効性および安全性が確認されている。
週1回投与製剤は、生活習慣などに応じた服用方法を選択可能にするもので、患者が服用日や服用方法を確認しやすいよう、包装にはPTPシートを台紙に挟んで一体化させたブリスターカードを採用している。
リセドロン酸ナトリウム水和物は、米国ノルウィッチ・イートン(現米国プロクター・アンド・ギャンブル)が合成したビスフォスフォネート系骨粗鬆症治療薬で、[1]プラセボ投与群を対照とする海外の大規模臨床試験のデータを再解析した結果、臨床椎体骨折および非椎体骨折の発生頻度抑制効果が6カ月の早期から認められる[2]大腿骨頸部骨折発生頻度を主要評価項目とした、プラセボ投与群を対照とする大規模臨床試験において、有効性が確認されている唯一の薬剤――が他の類薬と異なる特徴となっている。薬価は846・60円。