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佐藤製薬は、メルク(本社東京)の親会社で、Merck KGaA(ドイツ・ダルムシュタット市)との提携によって、同社のコンシューマー・ヘルスケア事業部が取り扱っている栄養機能食品「BION3」の日本における独占的販売権を取得し、先月末から発売を開始した。同品は、Merck KGaAの完全所有子会社であるメルクコンシューマー・ヘルスケアが、世界各国で「BION3」のブランド名と、統一したパッケージ(英国のみ「Multibionta」のブランド名)で販売している人気のサプリメント。
「BION3」は、独自の処方設計により、乳酸菌とハーブに、ビオチン・亜鉛・銅・鉄などを含有した新しいタイプの生体防御型マルチビタミン・ミネラルサプリメント。3層のタブレットのため、乳酸菌がミネラルなど、他の成分の影響を受けずに腸まで届く。同製法は日本でも製法特許を取得している。
1日102粒で、乳酸菌(フェカリス菌)と、ポリフェノールを含む赤ブドウ葉エキス、8種類のビタミンと5種類のミネラルを手軽に摂取することができる。税込み希望小売価格は、60粒3150円、120粒5670円。
今回の「BION3」に関し、Merck KGaAのPeter Shotterコンシューマー・ヘルスケア事業部長は「プロバイオティクス、複合ビタミン及びミネラルを独自の製法で組み合わせた世界初のユニークな製品であり、健康に関心が高く、目が肥えた日本の生活者に広く受け入れられると信じている。日本のOTC市場における有力企業の佐藤製薬との提携により、BION3をグローバルブランドに育てるという目標に、さらに一歩近づくと思う」とし、また佐藤製薬も「新しいタイプのマルチミネラル製品を加え、今後も複雑化した現代社会の様々な症状に応えられる『サトウの栄養機能食品シリーズ』の一層の機能性と充実を図っていきたい」としている。