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臨床研究インフラを標準化‐「日本エイカーズ」発足へ

2014年09月10日 (水)

全世界で情報共有目指す

 臨床研究・治験のインフラを全世界で共有し、標準化を目指す米非営利団体の日本支部として、一般社団法人「日本エイカーズ」(ACRESジャパン)が発足する。公正で透明性の高い臨床研究を実施するため、グローバルで技術的な共通インフラを整備し、一定基準を満たした医療機関と医師が参加するネットワークを構築。得られたデータの標準化を進め、臨床研究の計画段階から全過程の「見える化」を目指していく。ACRESが打ち出す国際支部構想の初めてのケースとして、臨床研究への信頼が大きく揺らぐ日本でACRESの活動が本格始動する。

 ACRESは、国際航空輸送システムに倣い、外部認証を受けた医療機関、医師のグローバルネットワークを構築し、情報インフラと安全監視体制の共有、標準的な方針と手順によって質の高い臨床研究を目指す米国の非営利団体。役員には、大手製薬企業、アカデミア、世界医師会、システムベンダーや臨床研究データの交換標準「CDISC」、さらに投資団体のメンバーが名を連ねる。


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