ロート製薬は、中高年に最適な目薬「ロートゴールド40」の新製品として「ロートゴールド40マイルド」、目を酷使する現代人のための目薬「ロートV11」の新製品として「ロートV11マイルド」を、それぞれ7日から新発売した。いずれも好評発売中の既存品の有効成分はそのままに、しみない優しいさし心地(清涼感レベルは最も低い0)を実現した。同社では「これまで清涼感のある目薬を使っていたが、年齢が進むにつれて刺激の強い目薬が合わなくなったという声も目立つ」として、敏感な瞳に向けたマイルドタイプをそれぞれ加えてラインナップ充実を図った。
目薬市場の中でも、中高年向け目薬が堅調な伸びを見せており、同社によれば「販売金額ベースで650億円程度の目薬市場で、中高年向け製品は毎年、個数・金額ベース共に伸びている」という。40~50代もパソコンやスマートフォン等の使用を含め、目を酷使する環境が多く、目の疲れ、目のかすみを感じている人は少なくない。
新製品の「ロートゴールド40マイルド」(第3類医薬品)は、目のかすみ・疲れなど中高年の目の悩みに着目した目薬として好評の「ロートゴールド40」のマイルドタイプ。
有効成分として、栄養を補給するタウリン、ピント調節機能を改善するネオスチグミンメチル硫酸塩、血行を促進する酢酸d‐α‐トコフェロール(天然型ビタミンE)、組織代謝を活性化するビタミンB6、瞳の呼吸を活性化するL‐アスパラギン酸カリウム、かゆみを抑えるクロルフェニラミンマレイン酸塩──の六つの有効成分を、一般用眼科用薬製造承認基準の最大濃度配合している。
容量についても、同じく承認基準の最大容量(20mL)となっている。同社調査(約1500人対象)では、中高年向け目薬は「ほぼ毎日使う」という人が7割と多いことから、お得な大容量タイプの提案となっている。税別希望小売価格780円。
ロート製薬の目薬「V」ブランドは、疲れ目をはじめとする様々な症状にマルチに効く処方と、さし心地にこだわった商品群で充実を見せる。今年は「V・ロート」発売50周年の記念の年でもあり、4月に「ロートVアクティブ」を発売したのに続いて今回、現代人の複雑化する目の疲れに対応する「ロートV11」シリーズに、マイルドタイプを加えた。
「ロートV11マイルド」(第2類医薬品)は、11種の有効成分がつらい目の疲れ・かゆみ・充血を効果的に改善する。数多くの有効成分が配合された目薬では、さし心地の良さまで両立することは容易でないが、長年にわたる同社の研究活動が生かされた結果、栄養成分や抗炎症成分をバランス良く配合し、酷使した目のことを考えた処方設計と共に、しみない・やさしいさし心地を実現した。
11種の有効成分のうち、塩酸テトラヒドロゾリン、ネオスチグミンメチル硫酸塩、酢酸d‐α‐トコフェロール、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ビタミンB6、L‐アスパラギン酸カリウムについては、基準最大濃度配合した。税別希望小売価格13mL1300円。
これら新製品の2品とも、どんな角度からもスムーズに点眼できるフリーアングルノズル、確実・簡単に開閉できるワンタッチ式スクリューキャップを採用している。