◆新薬剤師養成問題懇談会(新6者懇)がおよそ1年ぶりに開かれた。会議では、薬剤師国試合格者の免許登録日を早めるため大学側が卒業日を3月10日より前に設定することや、「実務実習に関する連絡会議」の設置期間を延長することを確認した
◆当日、配布された資料に、今年の薬剤師国家試験の合格率に関連するデータがあった。今年の合格率は60・84%、ここ20年で最も低かった
◆そのため、一部でこの問題について関係者間で踏み込んだ議論が行われるのではとの憶測もあったが、厚労省が試験結果についての簡単な報告後、委員から意見は出なかった
◆ここで、新6者懇の構成メンバーを見てみる。国公立大学薬学部長(科長・学長)会議、日本私立薬科大学協会、日本病院薬剤師会、日本薬剤師会、薬学教育協議会、日本薬学会薬学教育委員会、日本薬剤師研修センターなどで、この問題の当事者である教育関係者が多数を占めていることに気づかされる。教育関係者は、本当に大学が淘汰されるのを待つしかないと考えているのだろうか。
薬剤師国試の低合格率に意見なし
2014年11月28日 (金)
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