◆先週の17日午前5時46分。神戸市中央区の公園では20年前の同日同時刻に発生した阪神・淡路大震災で犠牲となった人たちへの黙祷が遺族や市民らによって捧げられた。改めて心から哀悼の意を表したい
◆自身も震災直後から薬業関連の被害状況確認などで幾度となく現地に赴いた。当時、現場の電話回線は寸断され、携帯電話やインターネットも一般には普及していない状況下、現地の情報収集・伝達手段は、今とは格段の差がある
◆現地で立ち寄った避難所の救護テントでは、支援物資として届けられたOTC薬の提供、相談、医薬品管理をボランティアで取り組んでいる薬剤師の姿もあった。マニュアルもない中、手探りでの対応だが、医療職としてのプロ意識を感じたのを記憶している
◆その後、2004年の新潟県中越地震、11年の東日本大震災など大規模震災も発生。その都度、被災地での経験を生かした薬剤師の職能発揮の取り組み研究が進められている。過去の震災の教訓を踏まえ「常に備える」ことを心がけて生活していきたい。
「常に備える」
2015年01月21日 (水)
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