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医療技術の進歩と経済性

2015年03月13日 (金)

◆ギリアド・サイエンシズの経口C型肝炎治療薬「ソバルディ」が薬食審部会を通過した。セログループ2型のC型慢性肝炎等に対する国内初の経口治療薬だ
◆1日も早い薬価収載が待たれるが、同剤が承認されている米国では高額な薬剤費(1錠当たり約10万円)が話題になっている。用法・用量が1日1回の12週間投与であるため、1回の治療で84錠が必要になる。国からの医療費助成があったとしても、患者が負担する費用は軽くはない
◆前厚労相の田村憲久氏は、2013年1月の就任会見で医療費の伸びの要因について、高齢化の進展より医療技術の進歩の方が影響が大きいとの認識を示していた
◆保険外併用費制度で行う先進医療の費用総額は年々増加している。再生医療製品などが出てくれば、予防医療や、適正化だけで対応することは難しい。画期的な医療技術や薬をどの範囲まで保険で見るべきかについてのコンセンサスは必要だ。医療技術に対する経済評価手法の導入を検討している中医協の「費用対効果評価専門部会」の役割は大きい。



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