大正製薬は、かぜ薬パブロンシリーズから、生薬エキスを配合した新処方の「パブロン50顆粒」「パブロン50錠」(いずれも第2類医薬品)を新発売した。また、塗るタイプの口内炎治療薬「口内炎軟膏大正クイックケア」(指定第2類医薬品)も、今月から新発売した。
かぜ薬「パブロン50顆粒」「パブロン50錠」は、生薬エキスと洋薬を配合し、W処方の優れた効き目が特徴。傷んだのど粘膜を修復・潤して痰を除く麦門冬湯乾燥エキス、のどの痛みを和らげ熱を下げるアセトアミノフェン、痰を出しやすくするグアヤコールスルホン酸カリウムを配合している。
また、眠くなったり尿が出にくくなる抗ヒスタミン薬や、便秘を起こしやすいジヒドロコデインリン酸塩を配合しておらず、糖尿病や高血圧に影響を与えるdL‐メチルエフェドリン塩酸塩も入っていないため、生活習慣病で血圧や血糖値・コレステロール値が気になる人にもお勧めの製品。
税別希望小売価格は、顆粒が12包1400円、錠剤が48錠1400円。販売目標(発売日より1年間の出荷額)は2億円とする。
同じく新発売の「口内炎軟膏大正クイックケア」は、患部をしっかりと保護するために「アクアセンサーバリア」技術を採用した。同技術は、軟膏を塗布すると患部に密着し、表面に唾液等の水分を引き寄せることで、軟膏が歯など周囲につきにくくなり、優れた付着力で患部を長時間カバーするのが特徴。ステロイド成分トリアムシノロンアセトニド配合で炎症を元から抑え、すっきり爽やかなミント風味で、痛くてしみる口内炎(アフタ性)に対応する。
税別希望小売価格は5g850円。初年度販売目標は1億円とする。今回の「口内炎軟膏大正クイックケア」の発売によって、同社の口内炎治療薬シリーズは、ステロイド成分配合・非配合のそれぞれ軟膏剤、パッチ剤というように、口内炎の場所やニーズに合わせて選べる4タイプが揃った。